鍼は痛いのか?

通勤中に知らない道を歩いて美味しそうな店を見つけても、なかなかは入れない男、ナカイです。

最近、施術する中で、鍼施術について聞かれることが多くなりました。
俳優さん達がテレビやSNSで美容鍼を受けている場面が多く見るので、多くの人が鍼に興味を持っていると感じています。

今回は、鍼の痛みついてまとめましたので、この記事で鍼って本当に痛いのか?が理解できるとおもいます!

鍼って痛いの?

昔、テレビで芸人さんが顔に鍼を刺して痛がっているシーンや子供の時に注射をされて、泣いていた思い出があります。
しかし、注射の「針」と顔に刺している「鍼」は同じ「ハリ」なのでしょうか?

今回は、ハリの太さと鍼の感覚についてまとめましたので、最後までお読みください!
少しでも鍼施術の良さを知ってもらえれば幸いです。

鍼施術に使う「鍼」は注射で使う「針」とは全く違う?

注射針と鍼施術では、用いるハリの形状や太さが違います。

詳しく見ていきましょう!

注射針は、針の真ん中に薬液を通す筒状の構造になっており先端がナイフのようにカットされているため、針が皮膚を切り裂き、カラダの内に入っていきます

目的としては効率よく確実に薬液をカラダに入れないといけません、そのため太くて、折れない針にならないといけません。痛みが出るのはしょうがないという感じですね。(最近では、細く痛くない針も開発されているので将来は全く痛くない針もできそうですね)

太さは、用途によって違いますが、通常使われるのは、約0.7mm~0.9mmです。

0.70mm(採血用)

0.45mm(皮下、筋肉注射用))

などになります。

色々なハリの種類
【都立大学駅前整骨院・鍼灸院より引用】

一方、鍼施術で使用する「鍼」は注射と違い薬液をカラダの内に入れる必要がないので、真ん中には空洞がありません、そのためもっと細くできており、顕微鏡でみると先端が丸みを帯びています。先端が丸くなっているので、血管や神経を避けることもできると言われています

(※乱暴に施術をすると血管や神経を傷つけることもあります、しかし鍼灸師は国家資格の資格になるので、しっかりとした知識がありますので、ご安心してください)

そして、鍼はステンレスでできているものが多く、軽くて柔らかいものになり、大きくしなることもできます。
太さは、美容鍼(顔など)に使用するもので0.10mm~0.14mmあたり、一般的な鍼は、0.16mm~0.2mmになります。

ちなみに、日本人の髪の毛の太さが、平均で0.08mm欧米人は平均0.05mmになります(意外に日本人の方が太いんですね‥)
なので、ほぼ髪の毛と鍼の太さは同じぐらいになりますね。

この太さの比較で鍼施術の方が痛みを感じにくいと思ってもらえるのではないでしょうか。

実際に、鍼施術をしていると「もう打ったの?」とか「何も感じない」とか

「思ってるよりも全然痛くなかった」と言っていただけることが多いです。

太さがわかれば、ちょっと鍼の不安や怖さはなくなったのではないでしょうか?

しかし、鍼もカラダの中に入るものですので皮膚を貫く時は、「チクッ」と感じる時はあります。

そのほかに、よく鍼をしている方から、鍼を刺した後や硬い筋肉に当たると「ズーン」という重だるいような締め付けられるような感覚があると言われます。

それは、東洋医学では「得気」や「響き」と言われています。

慣れると気持ちいい?

この「得気」の感覚は、人により好き嫌いがあります‥

この感覚が嫌いという方もいれば、「これがないと鍼をしてもらっていないからドンドンお願いします!」という方もいます。苦手な方からしたらなぜ、これがいいのか?と思いますよね

それは、自分自身も体験しているのですが、この「得気」を感じるとその後のカラダの軽さや感覚が全然、違います。効いた~って感じです。

なので、「得気」があったから効果が出た!という感覚を覚えてしまっているのでこの「得気」がないと効いていないと思ってしまうんですね。

少し不安になった方、ご安心してください。
この「得気」が必ずないといけないのかということはありません

スッキリしている朝

この感覚がなくても鍼を刺すことで、カラダの中では色んな作用で痛みなどの様々な問題を解決できます(この効果や原理についてはまた別のまとめで紹介します!)

どうでしょうか?

鍼施術に興味が出ましたか?

少しでも痛みや不調を改善するために鍼施術を受けてみたいと思う方は、当院にご連絡ください、あなたのお悩みを解決できるようにサポートいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!