化粧水の浸透部分は?
緊張すると手振り身振りが大きくなってしまう男、ナカイです。
化粧水はどこに効いているのかご存知でしょうか?
今やインスタやYouTubeで「この化粧水がいい!」とか「毛穴に効果あります!」などの情報が出てきていますが、本当に?と疑問を感じています。
自分も高校生時代、野球でキャッチャーをしており、汗や汚れでニキビや肌荒れで悩んで、いまだにニキビ跡に悩んでおります‥
当時は、ニキビ跡にはこの化粧水がいいとか、毛穴が整うなどいわれているものを使ってみたりしましたが、効果があったりなかったりとあまり実感がありませんでした。
今回のまとめでは、化粧水が効果を出している部分や肌の生まれ変わりのことについて、わかるようにまとめましたので、最後までお読み下さい!
死んだ細胞の表面だけ浸透していた!?
調べてみると、化粧水は、皮膚の角質層までしか浸透しません。
これは、薬機法(旧:薬事法)で定められています。
なのでCMなどでよくある「この化粧水は肌に浸透します!」と言いうのは角質層しか浸透しないということです。(※化粧水の説明には必ず、角質層に~などの記載があるはずです、一度確認して下さい)
「えっ!?角質層って肌の結構な深層じゃないの?」と思っている方‥
残念!角質層は肌のいちばん表面になります。
図で確認しましょう。
皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織と3段階あります。
その中の表皮にはまだ層が分かれており、外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層とあります。
角質層は、かなり外側にありますね。
表皮の厚さは平均0.2mmだそうです。(鍼の太さと同じですね‥)
そのうちの角質層は、約0.01~0.03mmの厚さしかない層になります。
高校時代頑張って化粧水を使っていても0.03mmしか意味がなかったということになります‥
内側にある基底層や有棘層は四角の中に丸いものがありこれは、細胞になります。
しかし、角質層にはその丸がありません、細胞が存在しないということは、生きるための栄養などを運搬する血管が通っていないことになるので、死んでいるということになります。
なので、角質層の細胞は古く死んでいる細胞ということになります。
ターンオーバー(新陳代謝)
肌の細胞も死んだままではなく新しく変化していきます。
その変化を、ターンオーバー(新陳代謝)と言います。
よく、スキンケアの文言として聞いたことがあるかと思います。
ターンオーバーは「表皮」でしか行われません。
表皮のある基底層から角質層に向かい古い細胞を外に押し出して、内側から新しい細胞に変わっていきます。
ターンオーバーは、日数として約28日で新しい細胞に生まれ変わります。
基底層から角質層までで約14日
角質層からはがれ落ちるまで約14日になります。
このターンオーバーが正常に働くことで、表皮までの肌トラブルは28日前後で改善する可能性があるということです。
しかし、不規則な生活や食生活が悪かったり、ストレスや紫外線、加齢などによりこのターンオーバーが崩れることがあります。
加齢とともにターンオーバーの周期も長くなり、老年期になると若年期より約1.5〜2倍になることもあります。
先述した通り、ターンオーバーは表皮のみしか行われないために、肌の奥にある「真皮」では行われません。
なので、深く傷があったり、真皮に及ぶニキビ跡は、ターンオーバーのみでの回復は難しいとされています。
どうでしょうか?これで化粧水がどこに効いているかわかっていただけたらと思います。
このターンオーバーの整え方などその他、肌のお悩みがあれば、当院で改善、解消できるようにサポート致します!一度、ご連絡ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!