筋膜を解説!筋膜リリースを効率的に行うには?

ビールよりもレモンサワーな男、ナカイです。

最近では、自宅で筋膜リリースができるなど、筋膜という言葉が広く伝わっていますが、筋膜の構造などを知る人は多くないではないでしょうか?

なので、今回は、当院の施術メニューでもある筋膜リリースの「筋膜」についてまとめました!

これを読むと筋膜の構造からセルフケアの仕方がわかります、是非最後までお読みください!

よく聞く筋膜とは?

すごく簡単にいうと、筋肉を包む膜です。

料理で鶏肉を調理するときに筋肉を覆っている白い膜を見たことはありませんか?それを剥いでいませんか?
それです!

よく整体院や整骨院でも「筋膜」の説明をしていますが、2つの意味での説明をしているところが多いです。

①皮下/筋肉にある膜組織

②筋肉と無関係な膜組織(腱、靭帯、胸膜、心膜など)です。

ここでは、①の筋膜を説明していきます。

筋膜は、結合組織(コラーゲン繊維/エラスチン繊維)でできており、皮膚の下にあり、浅層筋膜と深層筋膜の2層構造で弾力性、柔軟性に富んでいます。

コラーゲン繊維が土台になっており、コラーゲン繊維を繋ぎ止めているのがエラスチン繊維です。

この2つの繊維が肌の弾力に関係しています。

エステや美容鍼で出てくるのは、真皮層に豊富にあるコラーゲン繊維やエラスチン繊維になります。

この図の様に皮下組織の間に浅層筋膜が位置し、筋肉層に深層筋膜が位置しています。

そのため、施術においても浅層と深層でアプローチの方法が違います。(リンパ施術と同じですね)

そして、筋肉の膜として、独立しているのではなく筋全体を包んでおり、筋膜同士が繋がっています。

筋膜は結構ヘタレ?

筋膜は、柔らかい組織になるために変化しやすく、捻れやすく、縮みやすく、固くなりやすく、歪みやすく、血液循環の停滞を招きやすいです。

図を見て下さい。

全身にまとっている筋膜を一部分を引っ張ると遠隔部分にシワができているのがわかると思います。

このように、肩の筋膜が歪むだけでも腰や股関節の筋膜も歪んでいきます。

筋膜の歪みをあわらしている図

これだけ聞いていると筋膜はすぐに悪くなりやすいと思いますが、それだけ筋膜の役割が重要で負担がかかりやすい組織になるということです。

【筋膜の役割】

・筋肉を包み、筋間も仕切りをつくり分けると同時に結びづけ姿勢を保つ

・筋肉同士が擦れ合う摩擦を保護する

・筋肉同士を結びづけており、動きを支え、力の伝達を行う

簡単に役割まとめると、筋膜は、筋肉間の摩擦を起こらないように努力し、筋肉同士力を合わせて頑張って姿勢を保持しているということです。

皆様は、このようなことを体験したことはありませんか?

腰が痛いのに、お尻や太ももなどをマッサージしたら腰の痛みが楽になっていたり、肩を揉んでいると頭痛がましになるなど

全てが筋膜の影響とは言えませんが、このように腰や頭痛に関係している部分の筋膜をアプローチするだけでも痛みや不調が改善されます。

逆に、長時間同じ姿勢で作業したり、座りっぱなしなどで動かなかったり血流が悪くなる状態や怪我後に筋膜の癒着が起こり、多部位に痛みや不調が出てくることもあります。

施術はつまむだけ?

筋膜の役割や負担がかかりやすいなどがわかったが、どうやったら痛みや不調が改善するの?と疑問になると思いますので、次は、施術についてまとめていきます。

よく「筋膜リリース」「筋膜はがし」がありますがこの2つは同じ理論になります。

筋膜は役割により滑りや柔らかさが必要です。

そのため、筋膜へのアプローチとしては、つまんだり、引き剥がしたり、こすったりと筋膜同士の癒着を正常に整えることになります。

その方法として、施術者の手を使ったり、ストレッチをしたり、医師では、注射を使用して剥がしていく方法があります。

今では、自宅でできるケアとしてマッサージガンと言われる器具も販売されています。

マッサージガンを使用している女性

ストレッチやマッサージガンでも筋膜リリースは可能ですが、一時的に柔軟性を取り戻しても、仕事や普段の姿勢により戻ってしまうことが多いです。そのため、日常生活などの使い方を見直したりする必要もあります。

自宅でも簡単にできる筋膜リリースは、「つまんで、揺らす」です。

まずは、自分の肩を片方つまんで下さい。
それで痛みや耳周辺に痛みが出る際は、肩の筋膜が硬くなっている状態です。

そのまま、気持ちいい範囲でつまんで揺らして下さい、30秒程続けていくと、痛かったものが痛気持ちいい範囲になるはずです。そうなると筋膜が緩んで、剥がれていっています。

次に、反対側も行い、肩や首を動かし軽さを体感してください。

それで終わりではなく、最後に肩甲骨を大きく回して緩んだ筋膜を動かしましょう。

筋膜を緩めるのみだと筋肉の動きまでは改善されていないので、関節や筋肉を動かして、より筋膜を動かしましょう!

それを、仕事の合間などちょっとした時間を使って行って下さい。頭痛や肩コリが軽減していきますよ!

当院では、自宅でもできる筋膜リリースやストレッチ、不良姿勢改善エクササイズなどの指導も行っております。国家資格を持っている院長が指導しますので、安心して体験してください!

・痛みがなかなか軽減しない

・マッサージをしてもすぐに戻る

・不眠や頭痛などの不定愁訴がある

・右側や左側など一定の部分がいつも痛くなるなど

様々な症状にも対応しておりますので。お悩みを聞かせてください。

リンパも一緒に施術することにより、相乗効果で肩コリや五十肩、腰痛などを軽減させます!

施術の内容の問い合わせや症状のお悩みがあれば一度ご連絡ください!

最後までお読みいただきありがとうございました!